レコードを再生する環境について勉強したことのメモ

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TechincsのSP-15もらった

SL-1015と言うTechnicsの古いレコードプレーヤー一式をもらったので現在のオーディオシステムに組み込みたい。と言ってもレコードを適切に再生するためには、CDやデジタルオーディオを再生するシステムに機材を一つ追加する必要がある。図示するとこのようになる。

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では何故レコードを適切に再生するためにはプリアンプ(イコライザーアンプ)が必要なのだろうか?

レコードの再生にプリアンプが必要な理由

レコードにカッティングする時は、あらかじめ一定のルール(RIAAという)に従って低域を減衰させ、高域を強調しています。そのため、レコードをそのままプレーヤーで再生すると低域がなくてキンキンした音になってしまいます。これを補正(=イコライジング)して元に戻すのがPHONOイコライザー・アンプの役目です。

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幸いにも(?)以前に一つプリアンプを修理しているので前述した問題は解決されている。問題はレコードプレーヤーの『針』だ。今やレコードを再生する人間の絶対数が減ってしまったため、カートリッジや換えの針が絶版になっていることも良くある。

レコード針が物理的信号を電気信号に変換する仕組み

針だけでは振動を拾うという働きだけですが、その針とコイルや磁石を組み合わするとどうなるでしょう? そう、電気信号として取り出すことができますね。レコードの音溝の振動波形を電気の信号に変換するのが、「ピックアップ」や「カートリッジ」と呼ばれるものです。

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電磁誘導を使って物理的な振動を電気信号に変換する、それがレコードプレーヤーの『針』の部分だ。余談だが、エレキギターも同様の仕組みで動いている。金属で出来た弦の振動をピックアップ(コイル)が電気信号に変換する、なるほど。

レコード針の選び方

さて、冒頭の画像にあるアームユニットEPA-A501Hの特性は「適合カートリッジ重量:5g~7g、適合カートリッジコンプライアンス:10~14×10-6cm/dyne(ダイナミック100Hz)」である。この適正針圧は1.5±0.6(g)であり、これにあったカートリッジを選択する必要がある。
どうも大きく分けて2種類のカートリッジ、またアームのコンプライアンスに合ったカートリッジを選ぶ必要があるようだ。

1.MC型とMM型
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2.コンプライアンス

正確な再生をするためには、溝の細部までできるだけ正確に捉えられるような、細かな動きができる針が必要になる。そのカギとなるのがカンチレバーのサスペンション性能(専門用語ではコンプライアンスと呼ぶ)だ。ハイ・コンプライアンスはより自由に動くカンチレバーを意味し、ロー・コンプライアンスは固いカンチレバーを意味する。ハイ・コンプライアンスのカートリッジはロー・コンプライアンスのカートリッジよりも細かな動作が可能だが、残念ながらバックキューのような動作には対応できない。


さてどのカートリッジを買おう

冒頭の画像をよく見るとわかるが、アームの先には針先がダメになったDENONのカートリッジが付いている。プレーヤーはまだ実家にあるので詳細を確認できていないが、おそらくMC型のカートリッジであると思われる*1。針先の交換が現在でも可能なのかは分からない。

DENON DL-301-2 MC型カートリッジ

DENON DL-301-2 MC型カートリッジ

アームの特性から予想される同等カートリッジはこれ。希望小売価格38,000円、針交換価格24,695円。実に高い。時々レコードを聴く程度じゃ割にあわないお値段だ。MC型(昇圧が必要)だし。

という訳でMM型・安い・針圧適合の三拍子揃ったカートリッジを探してみた。まずはSHUREのDJ定番カートリッジ。

針圧は0.75-1.5gでお値段は約5,000円。ありですね。

次は定番メーカーaudio-technicaのもの。

audio-technica VM型(デュアルマグネット)ステレオカートリッジ AT100E

audio-technica VM型(デュアルマグネット)ステレオカートリッジ AT100E

針圧1.0-1.8gで5,000円前後。悪くなさそうです。

最後はOrtofonのOmegaf:id:mdr52:20141211193733j:plain
針圧が1.75でお値段なんと3,000円!これは安い。

取り敢えずこのどれかを買って試してみる予定です。今やデジタル音源が誰でも簡単に聴ける時代、高いお金を出して面倒くさい装置を組み上げてまでアナログを聴く必要性はありませんが、まあこれが趣味ですよね。銀塩カメラを愛好する人もきっと似た思いなのでしょう。

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