スピーカーネットワークの制作

複数個のスピーカーユニット、特に再生帯域が違うユニットを同時に鳴らす場合は注意が必要である。ユニットが再生できない音域、過度の出力を入力すると破壊される可能性がある。今回の場合、PT-R7の再生帯域は4.5kHz以上なのでそれ以下の音域をカットする必要がある。

 

ローパス・ハイパスフィルター両方

コンデンサとコイルを組み合わせた簡単な回路で特定の音域をカットするフィルターは実現される。今回はまず10kHzクロス12db減衰のフィルターをツイーターとフルレンジそれぞれに入れた。

Clipboard

f:id:mdr52:20150418110848j:plain

左にある黒いのがコンデンサ、右下に有るのがコイル、左上に有るのが端子台である。これらを組み合わせて右上にあるスピーカーネットワークを作った。早速試してみたが、カットオフ周波数の設定がまずく、高音の出方がおかしかった。問題はAXIOM-80側にフィルターを入れたことによるので、次はツイーターだけにハイパスフィルターを入れることにした。

 

ハイパスフィルターのみ

6db減衰のハイパスフィルターはツイーターにコンデンサを直列に入れるだけで作られる。ツイーターのインピーダンスが8Ωの場合、10kHzは2.0μF、20kHzは0.99μF、30kHzは0.66μFだ。

ツイーター用のスピーカーケーブルはBelden 8205 (180円/m) にPARC audioのフィルムコンをハンダ付けして作った。安価なので色んな容量のコンデンサ付きケーブルを作成して簡単に比較が出来る。

 

image

まず20kHzのフィルターを試したところ、前述した聴感上の違和感はなくなった。やはりフルレンジにもフィルターを入れたのが前回の敗因だったようだ。あまり耳につかないくらい高音でクロスさせるのが大切なのだと思い、現在は30kHzのフィルターを使っている。

よく言われるように、確かにツイーターを加えることで空間的な広がりが増した。無くても良いが有ったほうが良い、そう感じた。