Tartetatin Are Allright! / タルトタタン

アゼル&バイジャン、進行方向別通行区分田中によるプロデュースが終わり、ヤマモトショウによって楽曲が製作されたタルトタタンのアルバム。一聴したときの印象は「ギターとドラムを初期の印象に無理に寄せすぎてるし、曲も歌詞も中途半端に似せにきてるし、あと録音がショボい」と言うネガティブなものだったのだけれど、聴き込むにつれて評価が逆転した。

最初にハマったのは4曲目の転がる一方。雰囲気や歌詞は短調のシンキングレインと言った感じなんだけど、この曲は真部節とは違い淡々と染み入る良さがある。スルメ感。6曲目の突撃三文ミステリー、もう一歩キャッチーさが欲しいとは思うけどアルバムに一つ欲しいアップテンポの良曲。7曲目の恋なんてタイブレークは過去作の雰囲気は踏襲してるものの、このアルバムの唯一無二感が出てて良い。サビ裏のキーボードの音を外すのはあんまり好きな表現ではないけど。地味に矢井田瞳が歌詞提供しているのはビックリした。

総評としては買って損のないアルバム。シロ・デューサーのようなハズレ感はない。「1stのような雰囲気に寄せすぎなければヤマモトショウプロデュースのタルトタタンも面白いかもな」と思っていたのだが、次作re:10 tartetatinの発売直後にメンバーが全員脱退してまた活動休止に入ってしまった。なんなんだタルトタタン。

 

 


01. ふらりふらりと
02. ポリティカルないきものたち
03. うらなわないし
04. 転がる一方
05. 事件前夜のこと
06. 突撃三文ミステリー
07. 恋なんてタイブレーク
08. ワレナイ風船
09. おかしなお菓子
10. あたまの実験

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